2025年7月24日現在、台風10号のたまごがフィリピン東海上に出現し、今後の発達・進路に注目が集まっています。
米軍(JTWC)・ヨーロッパ(ECMWF)・Windyの最新予報をもとに、予想される進路や影響、見方のコツをまとめてご紹介します。
台風10号のたまごが発生中(7/24時点)
現在、台風10号はまだ台風には昇格しておらず、**熱帯低気圧(Tropical Depression)**として認識されています。
米軍合同台風警報センター(JTWC)では、フィリピン東~マリアナ諸島付近で渦を巻きながら北西進する動きをとらえており、まもなく台風として昇格する見込みです。

台風10号はまだたまご段階!ただし、勢力は着実に強まっていて、台風認定は時間の問題です。
中心気圧は1000hPa前後で、最大風速も台風認定基準に近づいています。進路にはいくつかの予測パターンが存在し、ブレ(不確実性)があるため、今後の進展を見逃せません。
【米軍】JTWC最新予想と進路シナリオ
米軍のJTWC(Joint Typhoon Warning Center)は、太平洋上の台風進路や発達状況を常に監視している重要な機関です。
今回の台風10号に関しては、**日本列島への接近(特に東海・関東)**を示唆する進路予測を発表しています。



JTWCの進路図では、日本列島方面へ向かうシナリオがすでに描かれています。要チェックです!
JTWCでは24~72時間先の予想を中心に、予測円付きの進路図を出しており、進路のブレ幅も一目で分かります。
特に今回は、関東・東海への上陸可能性を含んだ北西進ルートが複数パターン確認されています。
【ヨーロッパ】ECMWFのリアルタイム予報
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、最大10日先までの詳細予測が可能で、信頼度の高い進路シミュレーションを提供しています。
今回の予測では、JTWCと同様にフィリピン東で発生 → 本州方面へ北上のコースが示されています。



ECMWFでは日本本土に近づく予測に加え、上陸後の進路も複数表示されているのが特徴です。
視覚的にも分かりやすい渦の動きや、低気圧の中心を示すLマークなどが表示され、関東〜東北への影響も想定されるパターンが出ています。
【Windy】リアルタイムモデルで進路チェック
風の流れを視覚的に確認できる**Windy(ウィンディ)**は、誰でも無料で使える優れたツールです。
GFS(米国)、ECMWF(欧州)、ICON(ドイツ)など複数のモデルを切り替えて確認でき、リアルタイムでの進路予測と発達状況を確認できます。



Windyで複数モデルを比較すれば、進路の可能性を立体的に理解できます!
現時点のWindyでは、台風のたまごはすでに渦として表示され、日本本土に接近するモデルと、太平洋側へ抜けていくパターンが共存しています。
特に週末以降の進路の分岐が注目で、東日本~北日本への接近に警戒が必要です。
進路・影響予測まとめ(7月24日時点)
現在の状況
- 台風10号のたまご(熱帯低気圧)がフィリピン東海上で発生
- 米軍・ヨーロッパ・Windyすべてが日本列島接近コースを示唆
- 勢力拡大中、まもなく台風に昇格する見通し(中心気圧1000hPa前後)
今後の進路シナリオ
- 本州(特に東海~関東)に接近・上陸する可能性あり
- 一部モデルでは関東直撃後、東北方面へ抜ける進路も
- 停滞やルート変更の余地も大きく、週末まで予断を許さない状況



今の段階では可能性が多く存在します。確定ではないからこそ、情報のアップデートが命綱!
✅ 最新情報チェック方法
台風の進路や発達状況は、1日ごとに大きく変わることもあります。
以下の情報源をこまめに確認しましょう。
チェック先 | 内容 |
---|---|
米軍JTWC公式サイト | 最新進路図、警報情報 |
ECMWF公式 | 中期進路予測・風の分布 |
Windy | リアルタイム気象可視化、複数モデル比較可能 |
Twitter/X 気象アカウント | 日本語の最新情報がタイムリーに取得可能 |
気象庁台風情報ページ | 正式な台風認定・警報レベルの発表など |
最後に:今後どう備えるべき?
台風10号はまだたまご段階ながら、日本列島に接近するシナリオが複数示唆されています。
今週末から来週にかけて影響が出る可能性もあるため、今のうちから備蓄確認や避難情報の確認をしておくと安心です。



まだ予断を許さない状況!こまめなチェックと事前の準備が、被害を防ぐカギです。