2025年大阪・関西万博の中でも、特に注目度が高いのがイタリア館。伝統芸術の“本物”に触れられることに加え、未来に向けたイノベーション技術、自然と建築が融合した空間美が来場者を圧倒しています。
中でもファルネーゼのアトラスやダ・ヴィンチのアトランティコ手稿、ミケランジェロの復活像など、教科書レベルの歴史的名作が日本で見られるのはまさに奇跡的。その一方で、館内は連日長蛇の列となっており、混雑を避けるコツや見学戦略も重要です。
今回は実際の展示品、見どころポイント、混雑傾向、見学アドバイスまでを詳しく紹介します。これからイタリア館を訪れる方、ぜひ参考にしてください!

イタリア館は“本物”がずらり!
名画や古代彫刻から現代技術まで一度に体験できます!
世界初・日本初公開の本物に感動
イタリア館最大の魅力は、展示品のラインナップそのもの。以下の展示は世界的にも非常に貴重な実物・原画・原寸での公開で、文化的価値の高さは圧倒的です。
● ファルネーゼのアトラス
高さ約2メートルの大理石像で、古代ローマ期(紀元2世紀)のもの。地球儀を背負う神・アトラスの姿は荘厳そのもので、日本初公開の国宝級展示です。
● カラヴァッジョ「キリスト」の埋葬
バチカン美術館の協力により展示される、劇的な明暗対比が特徴の傑作。絵の前で涙する来館者もいるほどの感動が広がっています。
● ミケランジェロ「キリストの復活」像
大理石の質感と繊細な表情が見事なルネサンス期の傑作。ここでも“本物”を目の前にする感動はひとしお。
● レオナルド・ダ・ヴィンチ「アトランティコ手稿」
天才が描いた直筆ノートには、発明品・人体・天体など多岐にわたるアイデアが記されています。展示は気密ケース入りで、目を凝らしてじっくり見たい一品。



教科書で見たアレが目の前に!
実物展示だからこそ感じる芸術の力があります!
芸術だけじゃない!未来技術×空間演出も必見
イタリア館のテーマは芸術が生命を再生する(L’Arte Rigenera la Vita)。これは古代から現代、さらに未来へとつながる芸術とテクノロジーの循環を表現しています。
建築素材も自然由来の木材や大理石、再生ガラスなどを使い、“人間中心の理想都市”を体現。まるで屋外にいるかのような空気感が魅力です。
また、展示の一角にはイタリアの最新技術ゾーンが設けられており、フェラーリのF1部品、宇宙開発、ロボティクスなど、工業大国イタリアの「いま」も紹介。伝統×革新がバランスよく配置されています。



芸術も最先端技術もイタリアらしさが凝縮!
建築美も含めて、五感で楽しむ空間です。
食・庭園・音楽で“暮らしの芸術”も体験
展示室を抜けた先には、来場者がゆっくりと休憩・体験できるエリアが広がります。
● イタリア庭園の屋上テラス
季節の花々と噴水が心地よい癒やし空間。建築と自然が調和する空間で、ベンチに腰かけながら景色を楽しむ人が多数。
● 本格イタリアンレストラン
ナポリピッツァ、ジェノベーゼパスタ、シチリアのドルチェなど各州の郷土料理を提供。万博グルメの中でも味の完成度が話題に。
● オペラやジャズのミニライブ
日替わりで開催される音楽イベントは、まるでミラノの劇場にいるような本格感。時間を合わせて訪れるのもおすすめ。



イタリアの“暮らしの美学”を体験できる!
食・音楽・自然すべてが芸術として成立しています。
混雑状況と攻略法:朝イチ一択!
人気館ゆえ、混雑は避けられないのが現実。以下、実際の混雑パターンと対策を紹介します。
- 9:00開場直後(西ゲートから直行)→待ち時間ほぼなし
- 9:10着 → 約2時間待ち
- 12:30着 → 最大6時間待ち(平日でも)
- 17:00以降 → 整理券配布終了も多発
入館は20~30人ずつ、10分間隔の案内で、定員に達すると締切になります。公式アプリでの当日予約やキャンセル枠もありますが、すぐ完売するため早朝突撃が最も確実です。



混雑回避は朝9時入場・西ゲート直行が鉄則!
10分の差が待ち時間を大きく左右します。
まとめ|イタリア館は並んでも「価値あり」の圧倒的体験
大阪万博イタリア館は、**古代から未来までを一気に旅できる文化と技術のタイムカプセル**のような空間です。世界初公開・日本初公開の展示物に加え、美味・音楽・空間演出までトータルで楽しめる贅沢なパビリオン。
その分混雑も凄まじく、並んでよかったとの声が圧倒的ですが、スムーズに楽しみたいなら朝一・アプリ予約が鍵。可能なら平日、または夕方枠を狙って訪れるのが◎です。



展示・食・空間すべてが“超一流”!
事前の準備とタイミングが満足度アップのカギです。