台風23号(ナクリー)がフィリピン東で発生し、三連休に日本へ接近の恐れ。最新進路や気象庁・JTWC・ECMWFの予想、飛行機・新幹線の運行影響をまとめました。
台風23号「ナクリー」発生!3連休に影響の可能性
2025年10月8日午後3時、フィリピンの東で台風23号(ナクリー)が発生しました。中心気圧は1002hPa、最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/s。北北西に進んでおり、今後日本の南海上を通って北西〜東寄りに進むとみられています。
この動きにより、10月11日(土)〜13日(月・祝)の三連休に沖縄・奄美・九州、さらには本州南岸まで影響が及ぶ可能性があります。

台風23号はフィリピン東で発生。3連休に沖縄〜関東へ影響の可能性!進路の幅に注意。






引用出典:気象庁
■ 最新進路予想(気象庁・JTWC・ECMWF)
気象庁や米軍JTWC、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)など、各国のモデルは共通して 高気圧の縁を沿うように北西進後、東寄りに進路を変えるシナリオを示しています。
11日には沖縄~奄美付近に接近する見込みで、12~13日にかけて本州南岸に近づく可能性があります。ただし、進路とタイミングにまだ予測の幅があり、関東直撃か南岸通過かは今後の動向次第です。



台風は北西→東寄りへ進む見込み。11日沖縄、12〜13日に本州南岸へ接近する恐れあり。
■ 台風の勢力と発達予想
現在の中心気圧は1002hPaですが、12日には994hPa前後まで低下し、最大風速23m/s・瞬間風速35m/sと予想されています。
つまり、今後中程度の勢力に発達し、暴風域を伴いながら接近する可能性があります。
特に、海上は猛烈なしけとなり、航行中の船舶や漁業関係者は警戒が必要です。



12日には994hPaまで発達予想。暴風・高波・大雨に要注意。
■ 奄美・九州・本州への影響時期
進路によって変動しますが、11〜12日にかけて奄美・九州南部で強風・大雨の恐れ。
さらに本州(近畿〜関東)は12〜13日頃に雨・風が強まる見込みです。
また、秋雨前線が台風に刺激されることで、離れた地域でも大雨のリスクが高まります。



九州・奄美は11〜12日、本州は12〜13日に影響の可能性。前線+台風で雨量増も。
■ 停電・浸水・土砂災害のリスク
暴風による停電や通信障害のリスクも高まります。特に奄美・九州南部は、過去の台風で10万戸規模の停電が発生した例も。
また、満潮と重なると高潮・浸水が発生しやすく、低地・河口・港湾付近では冠水リスクが上昇します。
山間部では土砂災害やがけ崩れの危険もあるため、自治体の避難指示に早めに従うことが大切です。



停電・高潮・土砂災害の恐れあり。避難情報と満潮時刻を要チェック!
■ 航空便・新幹線・フェリーの運行状況
航空便
現在(10月8日18時時点)、台風22号の影響で沖縄・九州の一部便が欠航しています。
台風23号の接近により、11日以降は那覇・鹿児島・福岡発着便を中心に大規模欠航が拡大する可能性があります。
各社の公式サイトでの便名単位の確認が重要です。
新幹線・鉄道
九州・山陽新幹線では、強風や線路冠水による徐行運転・区間運休が発生する可能性があります。
計画運休の発表は前日夜〜当日朝に出ることが多いため、早めの情報収集を。
フェリー・在来線
航路運休や港湾閉鎖も想定されます。台風接近中は予約変更・払い戻し情報も確認しておきましょう。



11日以降は航空・新幹線・フェリーで欠航や運休拡大の恐れ。前日夜の発表を確認!
リアルタイムでチェックできる主要リンク一覧
機関名 | 進路予想リンク |
---|---|
米軍 JTWC | 台風情報・進路図(AGORA) |
ECMWF | 予報モデル比較(GPV Weather) |
Windy | Windy公式(ビジュアル天気図) |
気象庁 | 台風情報ページ/今後の雨の動き |



Windy・JTWC・気象庁の3つを併用すると進路傾向がつかみやすい!
■ 台風「ナクリー」名前の由来
ナクリー(Nakri)はカンボジアが提案した花の名前に由来します。
台風委員会では各国が提案した140の名前を順番に付けており、ナクリーはその中の1つです。



ナクリーはカンボジア語で花の名。各国持ち回りで台風名を決定。
■ 台風接近時の備えと注意点
- スマホ充電・懐中電灯・モバイルバッテリーを確保
- 飲料水・非常食を3日分以上準備
- 家屋周辺の排水溝やベランダの排水口を清掃
- 車や自転車を高台・屋内へ移動
- SNSやデマ情報ではなく気象庁・自治体公式発表を参照



防災準備は 早め・確実に。公式情報を最優先で確認!
まとめ|三連休の移動・イベントは最新情報をチェック!
台風23号(ナクリー)は、10月11~13日の三連休に日本列島へ影響する可能性が高まっています。
特に沖縄・奄美・九州南部では暴風・高波・停電リスクが高く、本州でも雨・交通への影響が予想されます。
今後の進路は1〜3時間単位で変化するため、気象庁や各交通機関の公式発表をこまめにチェックし、安全第一で行動してください。



三連休に影響の恐れ。気象庁・JTWC・航空各社の最新発表を必ず確認!