2025年9月6日、南シナ海で台風16号が発生。気象庁発表による最新進路予想では7日にかけて発達後、8日夜には熱帯低気圧へ。日本への直接影響は小さい見込みだが、海上は要警戒。
はじめに
2025年9月6日夜、南シナ海で熱帯低気圧が発達し、ついに台風第16号が発生しました。台風シーズンも佳境を迎える中での新たな発生に、航行中の船舶や沿岸部では警戒が必要です。
気象庁の発表によると、台風16号は中心気圧1000hPa、最大風速18メートルと、まだ勢力は強くありませんが、今後西北西へ進みながら発達する見込みです。すでに中心から半径220kmの範囲では、風速15メートル以上の強風域が広がっています。
今回は、気象庁の最新発表をもとに、台風16号の発生状況、進路予想、今後の影響について詳しく整理しました。

・9月6日夜、台風16号が南シナ海で発生
・中心気圧1000hPa、最大風速18メートル
・今後は西北西へ進み発達予想
台風16号の発生状況(9月6日21時現在)
- 発生日時:9月6日21時
- 発生場所:南シナ海(北緯18度20分、東経114度55分)
- 移動:西北西へ時速約15km
- 中心気圧:1000hPa
- 最大風速:18m/s
- 最大瞬間風速:25m/s
- 強風域:中心から半径220km以内
現時点では小型で勢力も強い部類ではありませんが、広範囲に風速15m/s以上の強風を伴っています。航行中の船舶は十分な警戒が求められます。



・南シナ海で台風16号が発生
・中心気圧1000hPaの小型台風
・強風域は220kmと広範囲


引用出典:気象庁


※赤色の97Wのところが台風16号となる可能性を持つ「たまご(熱帯擾乱)」です。
赤色の円は、24時間以内に熱帯低気圧になる可能性がある部分です。9月6日午後12時ごろ


引用出典:米軍 JTWC
※9月6日午後10時5分台風16号(ターファー)へ
今後の進路予想と勢力変化
12時間後(9月7日9時)
- 位置:南シナ海(北緯18度50分、東経114度05分付近)
- 中心気圧:996hPa
- 最大風速:20m/s
- 最大瞬間風速:30m/s
24時間後(9月7日21時)
- 位置:南シナ海(北緯19度55分、東経113度00分付近)
- 中心気圧:990hPa
- 最大風速:23m/s
- 最大瞬間風速:35m/s
48時間後(9月8日21時)
- 位置:華南付近(北緯22度40分、東経110度30分)
- 中心気圧:996hPa
- 状態:熱帯低気圧に変化
予報によると、台風16号は7日から8日にかけて勢力を一時的に強めるものの、その後は熱帯低気圧に変わり、中国華南方面に到達する見込みです。



・7日にかけてやや発達し中心気圧990hPaに
・最大風速は23m/sまで強まる予想
・8日夜には熱帯低気圧へ衰弱する見込み
警戒すべきポイント
- 進路は南シナ海〜華南方面:日本本土への直接的な接近の可能性は低い
- 海上の影響が中心:航行する船舶は高波・強風に要注意
- 予報円の誤差:台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%で、今後の変化に注意が必要
特に南シナ海周辺の船舶や沿岸地域は、風速30m/s近い突風や高波に注意が必要です。



・日本本土への影響は小さい見込み
・南シナ海や華南方面で強風・高波に注意
・予報の変化には引き続き要警戒
台風16号と今後の台風シーズン
2025年はすでに複数の台風が発生しており、秋に向けて日本接近のリスクは依然として残っています。今回の台風16号は日本への直接の影響は少ないと見込まれるものの、シーズン後半は進路が日本に向かいやすくなる傾向があります。
また、海面水温が高い状態が続いているため、今後も台風の発生が相次ぐ可能性があります。最新の気象庁・JTWC(米軍合同台風警報センター)の情報を参考に、随時状況を確認することが重要です。



・秋は台風の日本接近リスクが高まる季節
・海面水温が高く発生しやすい環境
・最新の公式情報をこまめにチェック
リアルタイムでチェックできる主要リンク一覧
機関名 | 台風たまご・進路予想リンク |
---|---|
米軍 JTWC | 台風情報・進路図(AGORA) |
ECMWF | 予報モデル比較(GPV Weather) |
Windy | Windy公式(ビジュアル天気図) |
気象庁 | 台風情報ページ/今後の雨の動き |
まとめ
2025年9月6日、南シナ海で台風第16号が発生しました。
- 発生日時:9月6日21時
- 中心気圧:1000hPa、最大風速18m/s
- 7日にかけて発達し、最大風速23m/sまで強まる予想
- 8日夜には熱帯低気圧に変わり、華南方面に進む見込み
- 日本本土への影響は小さいが、南シナ海周辺の船舶は警戒が必要
今後も台風シーズンは続きます。今回の台風16号は日本に大きな影響を与える可能性は低いものの、油断せず、最新情報を確認しながら備えていきましょう。



・台風16号が9月6日に南シナ海で発生
・7日にはやや発達、8日夜に熱帯低気圧に変化
・日本への直接影響は少ないが海上は要警戒