2025年台風15号は発生間近。9月2日時点で南海上の熱帯低気圧が24時間以内に台風化の見込み。最新の進路予想や日本への影響、防災の備えを解説。
はじめに
2025年9月2日現在、日本の南海上にある熱帯低気圧が 24時間以内に台風15号へ発達する可能性が高い と気象庁から発表されました。すでに奄美や南西諸島に接近する予想もあり、進路や発達状況によっては西日本や太平洋側に影響が出る懸念があります。
熱帯低気圧の勢力はまだ小さいものの、海水温や大気の条件から発達しやすい環境にあり、今後急速に台風化する可能性も指摘されています。米軍JTWCも発達可能性を「LOW(低い)」から「MEDIUM(中程度)」に引き上げており、注意が必要です。
この記事では、最新の観測データや気象庁・JTWCの解析、進路予想、そして今後の防災上の注意点を詳しくまとめます。

日本の南で熱帯低気圧が発達中。24時間以内に台風15号となる可能性大で要警戒!


引用出典:気象庁
熱帯低気圧の最新観測状況(9月2日21時時点)
- 位置:北緯21度30分 東経133度35分付近
- 移動速度:1時間に約20kmで北上中
- 中心気圧:1006hPa
- 最大風速:15m/s
- 最大瞬間風速:23m/s
この熱帯低気圧はすでに発達傾向にあり、気象庁は「今後24時間以内に台風へ昇格する可能性がある」としています。



中心気圧1006hPaで北上中。勢力はまだ小さいが発達の兆しあり。
【台風発生予想】
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 2, 2025
日本の南で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。
今週後半に西日本から東日本へ列島を縦断する可能性がありますので、今後の台風情報に注意してください。
※次に台風が発生すると台風15号https://t.co/i4FGP3IL9Q pic.twitter.com/t15dJ3he27
今後の予想進路と発達状況
12時間後(9月3日午前9時)
- 南大東島の南南東約190kmに接近
- 中心気圧:1004hPa
- 最大風速:15m/s
24時間後(9月3日21時)
- 奄美市の南東約120km付近に達する予想
- 中心気圧:1002hPa
- 最大風速:18m/s
- 最大瞬間風速:25m/s
この時点で 台風15号に昇格する可能性が高い とされています。



9月3日には奄美近海へ。中心気圧はさらに低下し、台風化の可能性が濃厚に。
JTWC・気象庁の発達評価
- JTWC(米軍合同台風警報センター):発達判定を「LOW → MEDIUM」に引き上げ
- 気象庁:発達する熱帯低気圧情報を発表
気象庁の発達する熱帯低気圧情報は、台風昇格が24時間以内に見込まれる場合に出されるもので、注意喚起の意味合いが強い発表です。過去の事例では、12~48時間以内に台風へ昇格するケースが多く報告されています。



JTWCも発達可能性を引き上げ。気象庁の発表もあり、昇格は時間の問題。
数値モデルの進路予測(ECMWF・GFS)
- ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)
→ 9月3日~4日に九州南部をかすめ、その後四国や本州太平洋側へ北東進 - GFS(米国気象予測モデル)
→ 同様に西日本へ接近後、本州南岸を沿うように進む進路を示唆
ただし、まだ進路の幅は大きく、東寄りになれば関東地方への影響もあり、西寄りなら九州や四国への直撃の可能性もあります。



数値予報は九州〜本州南岸を北東へ。進路の幅は広く要注視。
リアルタイムでチェックできる主要リンク一覧
機関名 | 台風たまご・進路予想リンク |
---|---|
米軍 JTWC | 台風情報・進路図(AGORA) |
ECMWF | 予報モデル比較(GPV Weather) |
Windy | Windy公式(ビジュアル天気図) |
気象庁 | 台風情報ページ/今後の雨の動き |
日本への影響と警戒点
台風15号となった場合、日本への影響として以下が懸念されます。
- 強風・高波:沿岸部では海の荒れに注意
- 大雨:九州南部・四国・本州太平洋側で局地的豪雨の可能性
- 土砂災害:山間部や急斜面での土砂崩れ
- 河川増水:中小河川の急な増水や氾濫リスク
特に9月は秋雨前線の影響も重なり、大雨が長引くことがあるため、台風+前線のダブル要因による被害に警戒が必要です。



九州・四国・本州太平洋側で大雨や強風に注意。秋雨前線との相乗も警戒。
防災準備のポイント
- 最新情報のチェック:気象庁・JTWC・各気象サービスを定期的に確認
- 避難経路の確認:大雨や高潮に備え、自宅周辺の避難場所を事前に把握
- 備蓄の点検:水・食料・懐中電灯・モバイルバッテリーを準備
- 交通機関の影響:飛行機や新幹線などは早めの運休が予想されるため代替手段を検討
過去の同時期の台風でも、発達スピードが早く予想より早く接近した例があります。「まだ大丈夫」と思わず、早めの対策が安心です。



防災の基本は早めの準備。備蓄・避難経路・交通の確認を今のうちに。
まとめ|台風15号は発生間近、今後数日に注意
2025年9月2日時点で、日本南海上の熱帯低気圧は 24時間以内に台風15号へ昇格する見込み。
- 9月3日には奄美近海に到達
- JTWCも発達評価を「MEDIUM」に引き上げ
- 進路は九州南部~本州太平洋側へ向かう可能性
- 日本では大雨・強風・高波・土砂災害などに警戒
最新の予報は刻々と変わるため、気象庁公式サイトやニュース速報をこまめにチェックし、防災準備を整えることが重要です。



台風15号は発生間近。進路次第で西日本~本州に影響の恐れ。最新情報に要注意。