台風13号カジキは2025年8月23日に南シナ海で発生。気象庁・米軍JTWC・ヨーロッパECMWFの最新進路予想では西進しベトナム方面へ。日本への直接的影響は低いが周辺海域では高波・強風に警戒。
はじめに
2025年8月23日、南シナ海で 台風13号カジキが発生しました。気象庁・米軍合同台風警報センター（JTWC）・ヨーロッパ中期予報センター（ECMWF）の各機関が最新進路予想を発表しており、現時点で日本列島への直接的な影響はないとされています。
ただし、今後台風は発達しながら西進を続け、ベトナムや海南島周辺に接近・上陸する見通しです。周辺海域では高波・強風の警戒が必要であり、現地では大雨や停電など生活への影響が懸念されています。
この記事では、気象庁・米軍・ヨーロッパ予測モデルによる最新進路予想、日本や海外への影響、被害状況の見通し をわかりやすくまとめました。最新の防災情報を把握して、今後の備えに役立ててください。
台風13号カジキが南シナ海で発生
日本への直接的影響は「ほぼなし」
ベトナム・海南島周辺で高い被害リスク
▶︎ 気象庁 台風情報
出典：気象庁 台風情報
気象庁の最新情報
気象庁によると、台風13号は 8月23日午前9時に南シナ海で発生。1時間に約30kmで西進中で、中心気圧998hPa、最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/sとなっています。中心から220km圏内で強風域が広がっており、周辺海域では既に波浪や強風への注意が呼びかけられています。
進路予想としては、今後も西よりに進み、日本本土への直接的な接近リスクは非常に低いと見られます。ただし、南シナ海や台湾南部、沖縄・先島諸島周辺では高波に注意が必要です。
8/23午前9時に台風13号が発生
中心気圧998hPa、最大風速18m/s
日本本土への直接的な影響はほぼなし
米軍（JTWC）の進路予想
米軍合同台風警報センター（JTWC）も、台風13号が 南シナ海を西進し、ベトナム方面に向かうシナリオ を示しています。日本列島への影響は現状ほぼゼロとされ、むしろ東南アジア地域での被害が懸念されています。
JTWCは台風発生前から「LOW（黄色）」レベルの警戒を出していましたが、発生後は引き続き西進を確認。ベトナム中南部への上陸を想定しており、同地域での強風・大雨に備えるよう注意喚起を行っています。
進路は西進しベトナム方向へ
日本へのリスクは低いと評価
ベトナム・海南島で大雨・強風の恐れ
ヨーロッパECMWFモデルの予想
ヨーロッパ中期予報センター（ECMWF）のモデルでも、台風13号は南シナ海を西へ進み、ベトナム・ラオス方面に上陸する可能性が高い とされています。
また、ECMWFは日本列島や沖縄への直接的な暴風圏突入のリスクは否定しています。ただし、フィリピンや南シナ海沿岸では高波・大雨・強風の影響を警戒するよう指摘。さらに、周辺の海水温が高いため、今後「台風14号」など新たなたまご発生の可能性も警告されています。
ベトナム・ラオス方面への上陸を予想
日本や沖縄の暴風圏入りリスクはなし
周辺では新たな台風発生の可能性あり
リアルタイムでチェックできる主要リンク一覧
| 機関名 | 台風たまご・進路予想リンク |
|---|---|
| 米軍 JTWC | 台風情報・進路図（AGORA） |
| ECMWF | 予報モデル比較（GPV Weather） |
| Windy | Windy公式（ビジュアル天気図） |
| 気象庁 | 台風情報ページ |
今後の勢力予想
気象庁の予測では、台風13号は48時間以内に勢力を増し、25日午前9時には中心気圧965hPa、最大風速30m/s（強い台風） になる見通しです。
南シナ海は海水温が高く、発達しやすい環境にあるため、勢力強化は確実とみられます。ただし、爆発的な急発達（カテゴリー3〜4級）に至るリスクは現時点では低いとされています。
25日には「強い台風」に発達見込み
海水温が高く発達しやすい環境
猛烈な台風クラスに急発達するリスクは低い
日本への影響
現状、日本本土や沖縄への直接的な被害は想定されていません。ただし、南シナ海周辺での海上交通や航空便には影響が出る可能性があるため、物流や旅行計画には注意が必要です。
特に沖縄・先島諸島周辺の海域では高波の影響があり、船舶や漁業関係者は引き続き注意が求められます。
日本本土への被害リスクはなし
沖縄・先島諸島周辺で高波の警戒必要
船舶・航空便への影響に注意
被害状況と今後のリスク
8月23日時点で、日本国内での被害報告はありません。ただし、台風の進路にあたるベトナム・海南島周辺では、大雨・暴風・停電・洪水など生活インフラへの影響 が懸念されています。
25日ごろにベトナム中南部沿岸に上陸する予想で、今後48時間で被害が強まる可能性が高いと見られています。
日本での被害報告は現時点でなし
ベトナム・海南島周辺で高い被害リスク
今後48時間で大雨・停電・洪水の恐れ
まとめ
台風13号カジキは2025年8月23日に南シナ海で発生し、現在は西進を続けています。
- 気象庁：日本本土への影響はなし、25日には「強い台風」に発達予想
- 米軍（JTWC）：ベトナム方面への上陸を想定、日本へのリスクは低い
- ECMWF：ラオス方面含め西進を予測、日本は影響なし、新たな台風発生の可能性指摘
- 影響地域：ベトナム中南部、海南島周辺で大雨・強風・停電などの被害リスク
日本本土への直接的な影響はありませんが、南シナ海の船舶・航空便への影響や、現地住民への被害拡大が懸念されます。今後も最新の気象情報を確認し、必要に応じた対策を取りましょう。
台風13号は日本への影響はほぼなし
ベトナム・海南島で高い被害リスク
今後48時間で強い台風に発達見込み
