2025年9月8日未明、日本全国で約3年ぶりの皆既月食を観測可能。札幌・東京・大阪・福岡の時間や方角・高度を表で解説し、ブラッドムーン観測におすすめのスポットもGoogleマップ付きで紹介。
はじめに
2025年、日本全国で約3年ぶりとなる皆既月食がやってきます。日程は2025年9月7日(日)の夜から翌8日(月)の未明にかけて。満月が赤銅色に染まるブラッドムーンが全国で観測できる、非常に貴重な天体ショーです。
今回の皆既月食は、部分食の開始が午前1時27分、皆既食は午前2時30分から3時53分まで続きます。食の最大は午前3時12分。南西〜西の空に浮かぶ月が幻想的に輝きます。
本記事では、札幌・東京・大阪・福岡の観測条件を中心に、各都市の時刻や方角、月の高度を詳しく解説します。さらに、観測しやすい地域ランキングやおすすめスポット(Googleマップ直リンク付き)もまとめました。

・2025年9月7日夜〜8日未明に全国で皆既月食
・部分食開始は1:27、皆既食は2:30〜3:53
・赤銅色のブラッドムーンを観測できる
皆既月食の全体スケジュール
今回の月食は以下の流れで進みます。
- 部分食開始:1:27
- 皆既食開始:2:30
- 食の最大:3:12
- 皆既食終了:3:53
- 部分食終了:4:57
皆既食は約1時間20分続き、部分食を含めると3時間以上にわたり観測可能です。



・皆既食は約1時間20分
・全国同時刻で観測できる
・部分食を含め長時間楽しめる


引用出典:国立天文台
各地での月の高度と方角(2025年9月8日)
地域 | 部分食開始1:27 | 皆既食開始2:30 | 食の最大3:12 | 皆既食終了3:53 | 部分食終了4:57 | 月の入り |
---|---|---|---|---|---|---|
札幌 | 33.0° | 25.4° | 19.5° | 13.1° | 2.7° | 5:14 |
仙台 | 37.1° | 28.7° | 22.2° | 15.2° | 3.9° | 5:20 |
東京 | 39.7° | 31.0° | 24.2° | 17.0° | 5.2° | 5:26 |
京都 | 42.1° | 34.0° | 27.4° | 20.2° | 8.5° | 5:43 |
福岡 | 45.6° | 38.2° | 31.9° | 24.8° | 13.1° | 6:07 |
那覇 | 53.4° | 45.1° | 38.1° | 30.3° | 17.4° | 6:22 |



・札幌は高度が低く、終了時は見えにくい
・東京・大阪・福岡は見やすい高度
・那覇は高度が高く観測条件最良
観測地ごとの特徴
札幌
皆既月食終了時には高度が低くなるため、南西〜西南西の視界が開けた場所を選びましょう。



低空なので建物や山に注意
東京
高度30度以上で比較的見やすく、市街地でも観測可能。河川敷や屋上が好条件です。



街明かりの中でも赤銅色の月が観測可能
大阪・京都
皆既食中は高度が34〜40度と安定して高く、肉眼でもカメラでも観測に最適です。



条件が良く写真撮影にもおすすめ
福岡
高度が全国で最も高い水準。南西〜西の空が開けていれば快適に観測できます。



観測しやすさ全国トップクラス
那覇
高度が非常に高く、最後までしっかり見られる条件。水平線近くの月の入りまで観測可能です。



ベスト条件、初心者にも安心
観測しやすい地域ランキング
- 那覇:高度が最も高く視界良好
- 福岡:安定した観測条件
- 京都・大阪:高度30度以上で観測しやすい
- 東京:十分見やすいが都市部は明かり注意
- 仙台:やや低め
- 札幌:終了時は地平線近く



・最も観測しやすいのは那覇と福岡
・東京・大阪はバランス良し
・札幌は視界条件に工夫が必要
各都市おすすめ観測スポット(Googleマップ直リンク付き)
札幌
東京
大阪・京都
福岡
那覇



・南西〜西の空が開けた場所がベスト
・市街地は河川敷や公園、高台がおすすめ
・マップリンクでアクセスも簡単
次回の皆既月食はいつ?
今回の2025年9月8日の皆既月食から、次に日本で観測できる皆既月食は2026年3月3日です。およそ半年後に再び全国で皆既月食を楽しめるチャンスが訪れます。
この2026年3月3日の皆既月食も、日本全国で観測条件が良いと予想されており、今回と同様に赤銅色のブラッドムーンを堪能できる見込みです。



・次の皆既月食は2026年3月3日
・全国で観測可能、条件も良好
・半年後に再びブラッドムーンを楽しめる
2025年・2026年の皆既月食まとめ
年月日 | 観測可否 | 観測地 | 皆既食の時間帯 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
2025年9月8日 | 日本全国で観測可能 | 札幌・東京・大阪・福岡ほか全国 | 2:30〜3:53(最大3:12) | 約3年ぶりの皆既月食。赤銅色のブラッドムーンが観測できる |
2026年3月3日 | 日本全国で観測可能 | 全国 | 詳細は国立天文台等の発表予定 | 半年後に再び全国で皆既月食。比較的良い条件で観測可能 |



・2025年9月と2026年3月に連続で皆既月食
・2回とも日本全国で観測可能
・観測ファンにとって貴重なチャンス
皆既月食の楽しみ方と注意点
皆既月食の見どころは、月が赤銅色に染まるブラッドムーン。写真撮影するなら三脚を使った長時間露光がおすすめです。
観測は夜更けから明け方にかけて行われるため、防寒対策や虫よけも忘れずに。都市部では建物や街明かりの影響を避け、視界の広い場所を選びましょう。



・ブラッドムーンは肉眼でも十分神秘的
・撮影は三脚と望遠レンズがあると便利
・観測には防寒・虫よけも必須
まとめ
2025年9月7日夜〜8日未明にかけて、日本全国で皆既月食が観測可能です。
- 皆既食は午前2:30〜3:53(最大は3:12)
- 観測方角は南西〜西
- 最も見やすいのは那覇・福岡、高度が低い札幌は注意
- おすすめスポットは公園・河川敷・高台
さらに、次回は2026年3月3日に全国で観測できる予定。わずか半年後に再び訪れる皆既月食を今から楽しみに待ちましょう。



・2025年9月8日に皆既月食
・次回は2026年3月3日に全国で観測可能
・連続で訪れるブラッドムーンを見逃さないで。